今回は、SUPERHOT Teamが贈るPC向けソフト『SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE』です。
本作は、全ての動作がスローモーションの世界で、様々な武器を駆使して敵を倒すFPS『SUPERHOT』の最新作。「自分が動くと時間も同じように進む」獨特なシステムが人気を博したシリーズです。
過去作と比べてボリュームアップした本作は、新たな武器やスキルによる強化システムなどの要素が追加されています。

時間操作系の能力といえば、バトル漫畫のラスボスが使う技だったり、『ロマサガ2』で重寶したりと、色々思い入れがありますね!
避けて毆って赤いヤツをぶっ倒せ!

ゲームが始まるとそこは誰も居ない真っ白な空間……いや、なんか赤いヤツが居る!

敵キャラかなと警戒するも動く様子はない。敵か味方か……。

観察していて分かったことがある。
こちらが動かない限り赤いヤツもそんなに動かないが、こちらが素早い動きをとると相手も相応の速度で動くようだ。

まあいいや。とりあえずぶん毆ろ!
毆られた赤いヤツは粉々に砕け散り、畫面が暗転。どうやらこれはチュートリアルだったようで、あっさりクリア。

チュートリアルはまだ続く。次は武器を使った攻撃が出來るようだ。落ちている銃を拾う。
敵も銃を使って攻撃してくるので、激しい撃ち合いが予想される。

……といっても、こちらが激しい動きをしない限りスローなんだけどね。

敵の攻撃を華麗に回避し、今度はこちらが敵に銃弾をお見舞いする。

弾薬を撃ち盡くしてしまったら銃は用無し。敵に向かってポイッと投げつける。ぶつけられた敵は怯むので、その隙にぶん毆れば楽に倒せるようだ。
一定數の敵を倒すとクリア。さあ次のステージへ連れて行ってくれ……って、あれ?

もしかしてゲーム自體クリアしちゃった……?
いや、ここから本編の始まりだ。
敵の武器は俺の物!様々な手段で敵を倒せ!

上の畫像は、一見なんだかよくわからないが、ステージ選択畫面だ。

ひとつのステージにつき複數のエリアで戦うことになり、全てのエリアで勝利すると次のステージへの道が開ける。
この先一筋縄ではいかない戦いが待っていそうだ……そんな激戦を生き殘るための必需品である武器を紹介しよう。

鉄パイプのような打撃武器は、素手で毆るよりもダメージを與えられる。近接武器の中には、刀もあり敵を真っ二つに出來る。

その他にもダーツやナイフ、皿や消火器などの投てき武器も登場する。
投てき武器はその辺にいくらでも落ちているので、気にせず投げつけられる。ありがたい。

真っ黒いシルエットで表示されるので、中にはなんだかよくわからない武器もあるが……まあいいや、投げつけちゃおう。
敵はダメージを受けると持っている武器を落とすので、拾って自分の物に出來るぞ。その辺で拾った適當なモノを投げつけ、怯んでいる隙にいただいちゃうぜ。

※交換=投げつけて無理やり奪う……。

あとはもう煮るなり焼くなりこっちのものよ……(ニッコリ)
特殊能力を駆使して赤いヤツらを殲滅!

道中、攻略の助けになる様々なスキルやコアが入手出來るぞ。

コアはステージに挑む際にひとつだけ持てる能力だ。最大ライフを増やしたり、敵との距離を一瞬で詰める技を身に著けたりできるぞ。

スキルは、コアと違って複數の能力が裝備可能だ。ひとつのエリアをクリアする度に新たなスキルを取得できる場合があり、ステージを進めていくと裝備數も増えていく。
スキルには、攻撃範囲や速度が向上するものや、投てき物が爆発するようになるものがあるぞ。

「スキルを駆使すれば楽勝だぜ!」と増長したいところだが……攻略に1番必要なのは注意力だ。

目の前の敵にだけ集中していると、視界の外から襲いかかってくる敵に気付かずにやられてしまうこともしばしば……視點操作は、移動と違って時間の速度が変わらないので、常に周りをキョロキョロと警戒した方が良いだろう。
長くプレイしている內に感覚が研ぎ澄まされていき、敵が近寄ってきた時はなんとなくわかるようになってきた。
……ほら今も!

あ、気のせいだったわ……。
「スローモーションのように時間が経過する世界で敵を倒す」というシンプルなルールでありながら、どのように行動して敵を倒すべきかを考えるパズル的な要素があり、想像以上に奧が深かったです。新しいコアやスキルを入手するたびに戦略の幅が広がっていくのも良かったです。
最初は無雙感覚でサクサクと進められたのですが、次第に敵が狡猾に行動するようになり、歯ごたえが増していきます。敵が背後から襲ってきたり、近寄っても距離を取られたりするので、プレイヤーの判斷力が求められます。
1つのエリアは數分、1ステージ通してプレイしても10數分でクリア出來るので、空いた時間にサクっと楽しめるゲームです。
『SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE』は、PCを対象に配信中です。
吉田輝和のプロフィール:自畫像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通學路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小學館)」などの人気漫畫のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫畫に登場しているのか、描いた漫畫家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出來るかぎり応えていきたいと思います。