
2020年末にはいよいよPlayStation 5が発売されるようです。初代PSが発売されたのは1994年ですので、約16年も経過しており、ゲーム機もかなりの進歩を遂げています。
今回は、これまでのPlayStationシリーズがどのように進化していったのかを振り返る特集記事をお屆けします。なお、あくまで據え置き機のみを対象にしているため、PSPやPS Vitaは取り上げません。ご了承ください。
◆幻のNintendo PlayStation

まずは初代PSから……と思いきや、歴史としてはまず「Nintendo PlayStation」が最初となります。これは任天堂とソニーが共同開発したCD-ROMドライブ搭載型ゲーム機。スーファミのソフトも遊べるゲーム機になっていたようです。
殘念ながらNintendo PlayStationの計畫はなくなったため、これは商品化されていません。しかし白紙になってしまったからこそ、ソニーは自身でゲーム機を作ることになり、Play Stationの歴史が始まったのです。
◆1994年12月?初代PlayStation

初代PlayStationが発売されたのは1994年12月。世界累計売り上げは1億臺を越えており、歴代では3位を記録しています。新規ハードとしては大成功といえるでしょう。
初代PlayStationのころは挑戦的なタイトルが非常に多く、海洋探索ゲーム『アクアノートの休日』や夢の世界をさまよう『LSD』など、とにかくいろいろなゲームを楽しめるハードでした。ゲームソフトの値段も安くなるなど、従來のゲーム機とはまったく違う部分が印象的でしたね。
周辺機器としてはPocketStationが特にインパクト大。『どこでもいっしょ』でトロとたくさん遊んだり、『ファイナルファンタジーVIII』や『サガ フロンティア2』でアイテムを探した人も多いのではないでしょうか。
■初代PlayStationの代表作(一部)
- 『パラッパラッパー』
- 『どこでもいっしょ』
- 『メタルギア ソリッド』
- 『アーマード?コア』
- 『グランツーリスモ』
- 『ファイナルファンタジーVII』
- 『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』
◆2000年7月?PS one

PS2に移る前に、PS oneというゲーム機も発売されました。これは初代PlayStationを小型化したもので、さらに液晶モニターをつけることもできる優れもの。電源こそ必要ですが、さまざまな場所で楽しめるゲーム機だったのです。
今からするとちょっと不思議なゲーム機に見えるかもしれませんが、當時はなかなか人気がありました。これで親に隠れてゲームを遊んだ人もいるかも。
◆2000年3月?PlayStation 2

2000年3月に発売されたPlayStation 2は、PlayStationシリーズで最高売り上げを記録したゲーム機です。その數、世界累計でなんと1億5000萬臺を超えるほど。
初代よりスペックが向上したためたくさん3Dアクションゲームが発売されましたし、初代PSとの互換性もあったので非常に人気がありました。何より重要だったのはDVDプレーヤー機能を有していたこと。このころはDVDプレイヤーもかなり値段が高く、「それなら比較的に安価でゲームもできるPS2のほうがいい」と、PS2を手に取る人もいたほど。
PS2ではカメラを使ってゲームを遊ぶことができる「EyeToy」、ネットワークに接続することで『バイオハザード アウトブレイク』、『モンスターハンター』シリーズ、『ファイナルファンタジーXI』などのオンラインゲームを楽しめた「PlayStation BB Unit」も登場。ネット接続が當たり前になるのは次のPS3からですが、このころからもうネットを介したゲームプレイが楽しめていました。
■PlayStation 2の代表作(一部)
- 『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』
- 『キングダム ハーツ』
- 『グランド?セフト?オート:サンアンドレアス』
- 『ゴッド?オブ?ウォー』
- 『SIREN』
- 『真?三國無雙2』
- 『ファイナルファンタジーX』
- 『モンスターハンター』
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