今回プレイするのは、Mega Crit Gamesが贈る、PC(Steam)向け『Slay the Spire』。本作はデッキの構築や戦略がものを言うターン制のカードバトルに、ローグライクの要素が含まれたゲームです。
これまでの人生で『遊戯王OCG』や『マジック:ザ?ギャザリング』などの本格的なカードゲームをプレイした事がなく、カード?スくらいしか買った事がありません。淺い……。

カード?スも集めるだけで、特に遊んだ事もなかった……
単純明快なバトルシステム!

ゲームを開始すると、色んなアイコンが表示されたスゴロクのようなマップがあらわれる。
マップ內にはザコ敵と戦う「敵」マス、アイテムの購入が出來る「商人」マス、何が出てくるかわからない「?」マスなどがあり、ルートを選びながら1マスずつ進んでいく。1番上に待ち受けているボスを倒せば次のマップにいけるようだ。

「敵」マスに止まるとバトルが始まる。
本作はカードゲームと言っても小難しいルールは一切ない。ランダムに配られた手札の中から「攻撃」や「防御」のカードを用いて戦うだけだ。あとは自動で戦ってくれる。

世代じゃない人には非常にわかりにくい説明……
カードごとにコストが設定されていたり、特殊な効果のカードがあったりするのだが、この時點ではまだそんな事全く知らなかったので「ゲーム歴が長い僕にとって、この程度のシステム……軽いもんだぜ!」と、ろくに解説も読まずに、いきなり敵とのバトルを開始する。

自信満々で敵に攻撃を繰り出すも……

あっさりとボコボコにやられ、返り討ちにあう……
「序盤だからイケイケで大丈夫でしょ!ふふ~ん!」などと余裕をこいていたのだが、どうやらそこまで単純なゲームではないらしい。
見つけ出せ!自分なりの攻略法!

その後何度かボコボコにやられ、ようやく気付いた事がある。

まずひとつ。脳筋は駄目!防御が何より大切だ!
いくら小難しいルールが無いと言っても、攻撃ばかりの思考停止脳筋プレイではどうにもならない。

ふたつ目は敵の次の行動は表示されているという事。
ちなみに上の畫像だと、敵は5ダメージの攻撃をしてくると表示されている。つまり5ダメージ分防御出來るカードを使えば、そのターンの敵の攻撃を無傷でやりすごせるのだ。

とはいえ、配られるカードはランダムなので、防御のカードが一枚も來ない事もある。その時は為す術なく殺されてしまうが、その辺はまあ運の善し悪しだ!

何度か死ぬと次のプレイ開始時に、新しいカードが手に入るなどの特典が貰える。周回プレイ前提のゲームなので、諦めて次に行こう!

現実世界も周回要素があったらなあ……
カードが揃えば「遊?王」っぽいバトルも可能!

何度か死んだり生まれたりして、なんとかボスの所までたどり著けるようになった。
重要なのはボスと戦うまでの道のりで、いかにHPを減らさないかだ。
全ての「敵」マスを避けて通りたい所だが、どうしても「敵」マスに止まってしまう事があるので、その時はダメージを受けないように立ち回らねばならない。その為には攻撃力の高いカードや、防御力の高いカード、敵を弱體化させるカードなどを早い內に入手する必要があるのだ。

新しいカードの入手方法は「商人」マスで購入したり、バトルの報酬で得る事が可能。
つまりはこのゲームにおいてデッキの充実が何より重要な事なのだ!
當たり前だが、雑魚敵との戦いを避けまくっていると、お金やアイテムが得られない。

戦いを避けて「?」マスに止まると、アイテムを入手出來る場合もあるがダメージを喰らう場合もある。

さらには強力な敵が登場する「エリート」マスに導かれちゃったりするので、その辺の匙加減を考えるだけでも結構難しくもあり、そこが楽しい部分でもあるのだ。
カードがある程度揃ってくれば……

などとそれっぽい戦略を使う事も可能だ!
この記事を書いている今現在、ようやく2體目のボスを倒した所だ。3つ目のマップはまだまだ攻略出來ておらず、未知の戦いが待っているのだ。
オレはようやく登り始めたばかりだからな。この果てしなく遠いカード坂をよ!
現在のプレイ時間は20時間ほどで、2體目のボスを倒した所です。3つ目のマップは雑魚敵もかなり厄介になり、さらなるカードの入手や戦略が必要になってくるので、まだまだ楽しめそうです。
単純明快なゲームシステムですが、常にカードの組み合わせを考えなければならないので、非常に戦略性が深く、中毒性が高いゲームでした。
1プレイが短時間でサクッと終わるので、スマホでプレイするのに向いていると思うし、スマホ版出ないかなあ。そしたら布団に寢転がって遊べるのになあ!

……と思ってベッドの橫にPCモニターを引っ張り出してきて、無理やり寢ながら遊んでいました。
『Slay the Spire』の配信価格は、2,570円(稅込)です。
吉田輝和のプロフィール:19年にわたって自畫像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通學路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小學館)」などの人気漫畫のモブキャラとして登場しており、2018年にはアニメ作品に2回登場した。何故こんなに漫畫登場しているのか、描いた漫畫家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。